輸入住宅はおしゃれだけどメンテナンスが大変!

2020年08月15日

最近は新築住宅を建てる際に、国内のハウスメーカーではなくて北欧などの海外の輸入住宅を選択する人が増えています。気温の低いヨーロッパの輸入住宅は気密性・断熱性が高いので、寒冷地であれば暖房の光熱費を節約することができるというメリットがあります。光熱費に加えて建物の外観が外国風で、デザイン性に優れていることでも人気を集めています。輸入住宅は外観がおしゃれで暖房代を節約することができるという利点がありますが、メンテナンスに多額の費用が掛かるというデメリットがあるので注意が必要です。

一般的にモノを使い続けると、いずれは劣化したり破損するので修理や交換が必要になります。住宅についても同じで、風雨にさらされる外側は数年~10年程度で修繕をしなければなりません。修繕をするためには建材が必要ですが、輸入住宅の場合は日本国内に多く流通している建材や装飾品が使えない場合があります。日本の住宅であれば代替品を取り寄せたりホームセンターで購入して自分で交換することが可能ですが、住宅の修繕で既存の建材を使用すると外観が大きく損なわれてしまいます。

輸入住宅で修繕や交換が必要になった場合に国内で必要な資材を入手することができずに、海外の製造元から輸入しなければならないケースが少なくありません。国内で資材を入手することが可能であったとしても、流通量が少ないので高価である可能性があります。建材に加えて建物の構造が日本の住宅とは異なるため、専門の知識を持つ建設業者に修理を依頼しなければなりません。このような理由で、輸入住宅を建てた場合はメンテナンスのために余分のコストが必要になってしまう恐れがあります。

輸入住宅は気密性や断熱性に優れていますが、建物が堅牢に造られていて増改築をすることが困難な場合が少なくありません。劣化した部分を交換することができても、間取を変えたり部屋を追加することができない場合があるので注意が必要です。

輸入住宅を建てる場合にメンテナンスコストを抑えるために、可能な限り国内で流通している建材を使用する方法があります。日本で販売されている建材でも洋風のデザインの製品があり、一部は輸入住宅にも使えます。国内製の建材で代替することで、ある程度はメンテナンス費用のコストを抑えることができます。それでも修繕やメンテナンスに専門的な知識が求められるので、日本の住宅と比較して修繕費用のコストが高くなってしまうことは避けられません。

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