脱衣所の狭さは生活の満足度を著しく下げる!
2020年04月14日注文住宅を設計したり既に建てられている家を購入する場合は、脱衣所の広さを確認する必要があります。家を設計したり購入する際は部屋の広さや浴室の広さに注意が向けられやすくなりますが、脱衣所のスペースは見落としがちです。もしも脱衣場が狭すぎると利便性が悪くなり、場合によっては日常生活が著しく不便なものとなってしまう恐れがあるので注意が必要です。
脱衣所は入浴時に衣類を脱いだり着用するための場所ですが、別の重要な用途でも用いられます。この場所には洗面所が設置されますし、洗濯機が置かれます。入浴時だけでなく、歯磨き・ヘアセット・髭剃り・洗濯などの際に朝から晩まで一日中使用する場所です。脱衣所では洗濯や身だしなみを整えるといった作業をしなければならないので、物を出し入れしたり手足を動かすためのスペースが必要です。ドライヤー・ヘアアイロン・電気シェーバー・電動歯ブラシの充電をする際は、コンセントを使います。
脱衣所は狭いスペースで多くの作業をする必要があるので、動線を考慮して広さ・洗濯物を置くスペース・洗面所や洗濯機の位置などを決めることが大切です。電源コンセントが不足したり不便な場所に配置すると、ドライヤーや電気シェーバーを使う際に支障が出てしまいます。脱衣所で動線を考慮せずに洗濯機や洗面所を設置してしまうと、洗濯や洗顔・歯磨きなどの際に使い勝手が悪いせいで普段の生活が著しく不便になってしまうでしょう。脱衣所が狭すぎて1人用のスペースしか確保されていないと、洗濯と洗面で2人の人がバッティングしてしまう恐れがあります。
この場所を設計する場合は、2人の人がそれぞれ洗濯と洗面器を同時に使用することができるように配置することができます。例えば洗面器と洗濯機を横一列に配置すれば、お互いに邪魔になることがありません。浴室の近くに洗濯物を置くスペースと洗濯機を配置すれば、浴槽内の水を洗濯に使用したり入浴の際の移動距離を短くすることができて便利です。朝に洗面所で髪の毛を整えることを考慮して、十分な明るさの照明を確保するようにしましょう。脱衣所のスペースが狭い場合は、玄関や廊下などのように別の場所にも手洗いのスペースを追加する方法があります。
家を建てたり購入する場合は浴室だけでなく、途中の脱衣所にも注意を払うようにしましょう。この場所はキッチンやトイレと同じように、朝の洗顔から夜の入浴・歯磨きまで常に使用するための大切な作業場所だからです。