これから家を建てるならZEH住宅!
2020年07月06日新築住宅を建てる場合に、使用する電気代やガス代を節約するための設備を整えることで生活費を節約する方法があります。例えば高品質の断熱材を使用することで、冷暖房のための電気やガスなどのエネルギー消費を抑えることができます。単に消費するエネルギーを節約する方法は従来から行われていましたが、生活に必要なエネルギーを創り出すことができるZEH住宅が注目を集めています。
ZEH住宅のZEHとは“ネット・ゼロエネルギー・ハウス”の頭文字で、トータルで消費するエネルギーをゼロにすることができる住宅のことです。エネルギーを全く消費しないといっても、江戸時代以前のように電気・ガスを使わずに生活をするという訳ではありません。ZEH住宅でも電気やガスなどのエネルギーを使用しますが、省エネと同時に太陽光発電や太陽熱温水器を使用することで実質的に消費するエネルギーをゼロにします。
ZEH住宅の大きなメリットは、省エネ設備によって電気・ガス代を低く抑えることができることです。夜間は電気やガスの供給を受けるので光熱費の消費をゼロにすることはできませんが、日中に発電をして余剰分を電力会社に売電することで差し引くことができます。日中に発電した電気を蓄えるための蓄電装置を設置すれば、太陽光発電ができない夜間でも貯めた電気を消費することが可能になります。太陽光発電と蓄電池を組み合わせれば、大規模な災害による停電にも対応することも可能になります。住宅の屋根に太陽熱温水器を設置すれば、夏場は停電時でもシャワーを浴びることができるほどです。
ZEH住宅を建築する場合は太陽光発電設備や多くの断熱材を使用する必要があるので、余分のコストがかかります。ZEH住宅を建てる際に必要な費用の一部を国が補助してくれる“ZEH補助金制度”があり、一定の基準を満たしていれば補助金をもらうことが可能です。補助金制度を上手に活用すれば、断熱材や太陽光発電・太陽熱温水器の設置費用の負担を軽減できます。補助金をもらうことができなくても、長期的に見ればトータルで支払う費用が節約できます。
新築住宅をお考えの方であれば、ZEH住宅を考慮することができるでしょう。ZEH補助金制度を申請する場合は、いくつかの条件を満たす必要があります。ZEH住宅を建てて補助金を申請するためには、補助金制度の条件に合致するように設計して指定されたハウスメーカーに発注をすることが求められます。